犯罪とは

犯罪というと、悪いことというイメージがありますが、良い事、悪い事というのは単なる道徳的判断です。
たとえば、人の悪口を陰で言うのは、道徳的には悪いことですが、それが罪になることは通常ありません。

犯罪というには、単に道徳的に悪いだけでなく、刑法やその他の特別法、条例などに違反した場合に成立します。

犯罪にあたる行為を予め、規定しておかないと国が気に入らない人間を処罰するという前近代的なことが行われる危険があるからです。これを一言でいうと罪刑法定主義となります。

盗撮を禁止する法律

盗撮行為によって逮捕されたというニュースを最近目にしますが、そもそも盗撮はどんな罪になるのでしょうか。
実は2013年現在、盗撮行為そのものを禁止する法律はありません。
ただし、各都道府県が「条例」で卑猥な行為や盗撮行為を禁止しています。いわゆる迷惑防止条例です。

ただし、盗撮とは、被写体の同意を得ずに隠れて撮影する行為を言いますが、単に盗撮しただけでは、この迷惑防止条例違反にはなりません。
たとえば東京都の条例では、「公衆便所、公衆浴場、公衆が使用することができる更衣室その他公衆が通常衣服の全部若しくは一部を着けない状態でいる場所又は公共の場所若しくは公共の乗物において、人の通常衣服で隠されている下着又は身体を、写真機その他の機器を用いて撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、若しくは設置すること」が犯罪行為にあたるとされています。

最近では、盗撮事件の増加を受けて、条例で禁止するだけでは不十分だという議論もなされています。
たとえば、航空機で飛行中に盗撮した場合、どの地点で犯罪がおこなわれたか特定できないという問題が生じる可能性があるからです。
行為地を特定できないと、どの都道府県の条例を適用するか決められないために、処罰できない可能性があるのです。

盗撮行為をしてしまった場合、警察、検察の捜査を受けて処分が決まりますが、盗撮弁護士に依頼をして示談をした場合は起訴猶予となることが多いです。

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